PLAY THE GUITAR VOL11

ピッキングスタイル


ピッキングスタイルについて

ギターソロを弾く場合めだつのは左手の動きですが、実は左手以上に 右手(ピッキング)が重要だったりします。
それは、やはりギターの弦が6本ありフレーズが弦にまたがるものがほとんどだからです。
またピッキングスタイルもピックのもち方から、エコノミーピッキング等のスタイルまで、 じつに多彩で教則本によってお勧めもけっこうばらつきがあります。
特にピックのもち方に関しては、ほとんど好みで決めてくださいというのが多くて、 どれがいいのかわからずに、弾き始めたころのスタイルでフォームが決まってしまうケースが ほとんどではないでしょうか?
そこで今回は僕なりのピッキングスタイルについての感想を述べて見ます(^^;


ピックの持ち方

  • 深くピックをにぎりしめる持ち方

    人さし指と親指で深くピックをにぎりしめる弾き方です。
    特徴:弦の移動にはあまり向いてませんが、(特に弦とび等)ひとつの弦を素早く弾くことにかけては、 おそらくこの握り方が最高のようです。
    この握り方で弦移動が多少しやすくなるのは親指の第一関節がよく動く位置でにぎるといいようです。

  • ピックの握りをすこし浅めにする持ち方
    これはコード等のストロークに向いているようです。
    ただ浅く握ったぶん弦を弾くときの負荷は大きくなるますから、早いピッキングには向いてないかも?

  • ピックをつまむようにもつ持ち方

    人さし指と親指のはらで握るやりかたです。 これは指の関節の自由度が高いので弦移動には向いている持ち方です。
    ただしこの持ち方も弦を弾く時の負荷は大きく感じられるはずですから速いピッキングでは、 指先に力を入れるなどの工夫がいります。

  • 人さし指、親指をクロスぎみにしてもつ持ち方

    上のつまむような感じの持ち方のバリエーションです。
    人さし指はせで、親指ははらで握ります。
    この握り方は、つまむに持つほどの指の自由度はないのですが、わりとオールマイティな持ち方です。



ピッキングスタイル

  • まず最初に!

    ピックは指や爪のかわりに使用するものです。ということは、人間の指や爪がピックほどの強度があれば、 理想的といえるのではないでしょうか?
    そこに大きなポイントがありますピックをつかって弾くときも、つねに指で弾いている感じを持ちつつ 弾いて見てください。これだけでずいぶん違います。


  • ダウンピッキング

    いわゆる上から下にはじく普通のピッキングです。
    音量が大きく出せて、また音つぶがそろえやすいためバッキングでよく使用されます。 ただ上から下だけのアプローチのため速いフレーズでは限界があります。

  • アップピッキング

    先程のダウンピッキングとは逆に下から上にひきあげるようにはじくピッキングです。
    ダウンに比べて音量、音つぶでは負けてしまいますが、このピッキングは、はねるようなニュアンスが、 出しやすく、あえてパッキングなんかで使ってみてもおもしろいかもしれません。

  • オルタネートピッキング

    ダウンとアップを交互に行うピッキングです。
    非常に規則正しくなじみやすいピッキングスタイルです。
    ピッキングスタイルの基本ですから完成度をたかめる価値があると思います。

  • エコノミーピッキング

    エコノミーピッキングとは、弦移動の時に下の弦に移動するときは、ダウンピッキングで移動し、 上の弦に行くときはアップピッキングではいるというものです。
    非常に論理的に考えられたピッキングスタイルで、実際このほうが速いフレーズに向いている場合もあります。
    ただし、音が機械的になりやすい傾向があるようです。
    このピッキングの名手としてはフランク.ギャンバレ等があげられます。

  • スイープピッキング

    弦をダウンやアップピッキングで弾き降ろしたり引き上げたりするピッキングです。
    これは1弦につきひとつづつの音フレーズの時に使用されるスタイルです。
    このスタイルは早弾き全盛時によく使用されていました。
    こつとしては、コードの弾き降ろしのようになりがちですから、弾き終わった弦はすばやくミュートして、 音の余韻をのこさないようにシャープに弾くことがこつです。
参考になるといいのですが

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