PLAY THE GUITAR VOL19
Rhythm Training(1)
リズムトレーニング(1)
ギターという楽器は、バンドで演奏する場合には、ドラムやベースのリズム隊に比べるとわりと自由にリズムにアプローチを許されているパートのような気がします。
そのためか、リズムトレーニングは意外とあとまわしにされがちだったりしますが、
音楽的観点で考えるとリズムは、非常に重要なウエートをしめているのは事実です。
リズムを理解すると、楽譜を読んだり、コピーが非常に楽になり、なにより演奏
そのものがしっかりしてきます。
また、同じカッテイングでも、リズム感によってずいぶんカッコよさがちがって
くるはずです。
今回は、リズムトレーニングの初歩を簡単に紹介してみましょう。
Rhythm Training(1)
メトロノームを用意しよう
リズムのトレーニングをやる場合は、正確なタイムキープが不可欠です。
どんなものでもかまいませんメトロノームを用意しましょう。
持っていない方もこのさい購入して損はないはずです。
メトロノームには、おなじみのフリコタイプのものから、デジタルタイプの
カード型のものまでさまざまです。どんなものでも基本は同じですが、
カード型のものは、携帯していつでもトレーニングできるため便利です。また、
初心者の方は3連符などの感覚がつかみやすいので簡単なリズムパターンが、
内臓されたものがいいかも知れません。
リズムをカウントし時間の進行を理解する
西洋では、リズムは時間の進行によって考えられ、日本では「間」によって考えられる
といいますが、これは、我々日本人がリズムを考える場合、音がなっている部分だけで
リズムをとらえがちだからです。つまり休符の部分は「間」として処理されてしまい。
リズムとしてカウントされない傾向があります。この独特なリズム感が歌舞伎などで
いかされています。
しかしロック等は、もともと西洋文化の音楽ですから、リズム=時間の進行という考え方を理解しないとうまくいきません。
そのためには、リズムをきちんとカウントすることが重要になってきます。
それでは、リズムをカウントしてみましょう。
カウントのとりかたは英語調で、1&2&3&4&(ワン・エン・トゥー・エン・スリー・エン・フォー・エン)と記載しました。(1・ト・2・ト・3・ト・4・トでもかまいません)
1&2&3&4&と口でカウントしながらギターでリズムをとってみましょう。
ポイントとしては”&”の部分を意識しながらカウントをとることです。そうすると、たとえば4分音譜は、8分音譜×2 の長さということがよく理解できるはずです。
このようにキチットカウントしながら弾いてみると音譜や休符の長さがよくわかるはずです。
なぜ(1・2・3・4)ではなく1&2&3&4&とカウントしたかたいうと、
この楽譜で使用している、一番短い音譜が8分音譜のため8分音譜を感じやすいカウントにするため、カウントの単位を8分音譜にしたためです。
通常、ロックやポピュラーは、いわゆる8ビートの曲が多く、3連系の曲をのぞいてだいたいこのカウントでリズムがとれるはずです。
このカウントをとる単位をパルスといいます。パルスについては、次回以降補足説明します。
このパターンが、できるようになったら自分でいろんなリズムパターンを簡単な譜面にして、同様にカウントをとりながら練習してみて下さい。
また、メトロノームを使用しながらこの練習をするとより正確なリズム感がみにつくはずです。
参考になるといいのですが
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