PLAY THE GUITAR VOL26
分数コードについて
分数コードとは?
コードには様々なものがありますが、そのなかにはわかりにくいものもいくつか
あります。そのなかで、コード譜などをみているとたまに”Em on G”とか”Em/G”などと記載されているコードにおめにかかることがあると思います。
これはいったいどのような意味なのでしょう?。今回はメールでも質問を多くいただいたこの分数コードといわれるものについて解説してみます。
分数コードについて
分数コードの表記方
上の3つは表記法がちがいますがじつはすべて同じ分数コードなのです。
楽譜によって表記法がまちまちだったりするため、まずこのことを知って
いなければ混乱を生じてしまします。
それでは、上の”Em/G”を例に分数コードとはどういうものなのか解説していきます。
分数コードにはおおまかに3パターンの解釈がありますので参考にしてみて下さい。
Gコード(低音部)+Emコード(高音部)
GコードにプラスしてEmコードを高音部で鳴らすことによって、
テンションコードという少し緊張感のあるコードと同じような
効果をねらたものです。
しかしギターの場合はたいていなにかの音を省略しておさえられることが
ほとんどです。それは、ギターの場合、ピアノなどのように両手で別々のコードを押さえられる楽器とは違って片手で2つのコードを押さえることは困難なためです。
別名アッパーストラクチャートライアドともいうのでなんとなく覚えていてもいいでしょう。
Emコード+G音(最低音)
これはベース音の指定で、Emコードの最低音をG音(G=ソの音、Gコードではありません)にして下さいとの意味です。
ギターでの演奏の場合は、分数コードの解釈としてこの意味の方が割合として多いです。
特に:この”Em on G"などの表記のときはこの意味が多いようです。
バンドスコアでの場合
最後に、バンドスコアの場合は、自分の楽器のことだけでなく
すべてのパートのことを表している場合があります。
たとえばギターは、高音部でEmコード、ピアノは低音部でGコード、
またはベースとの連携ということもありえますので、各人はそのとき
よく考えてみて下さい。
いずれにしても、もしわからなければ、Emコードを弾いていれば間違いでは
ないようです。
参考になるといいのですが
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