PLAY THE GUITAR VOL32

曲作りやアドリブの考え方


曲作りやアドリブの考え方

今回は、曲を作ったり、アドリブ演奏をしたりする場合の大前提について 説明してみます。今回の説明は、きわめてあたりまえのことなのですが、 初心者の方などは、特にアドリブの場合、スケールを弾くことに考えが集中してしまい以外とみおとされ てしまっていたりするようです。曲作りもアドリブも基本的には同じですので 参考にしてみて下さい。
今回もCメージャースケール(ドレミファソラシ)を例にすすめていきます。


Cメジャースケールで曲を作ろう

  • 簡単な例("チョウチョ"より)

    まずは聞き慣れているもっともシンプルな例としてチョウチョをとりあげてみます。


    "ちょうちょちょうちょ菜のはにとまれ"という歌詞にのって流れるこのメロディーは、
    誰しも一度は聞いたことがあると思います。
    この曲はCメジャースケールでできていますが、メロディーとリズムがととのって とてもみみざわりのいい感じにしあがっています。
    ところがこれをでたらめなリズムで弾いてみるだけで、もう曲としてはかなりむちゃくちゃ になってしまいますね。つまり曲とはメロディーとリズムを考えなければ曲にならなく なってしまうということなのです。



  • 弾きたいメロディを考えずに弾きたいポジションで弾くと

    ここでCメジャースケールの指板上でのポジション等を表示してみます。

    では、特にアドリブなどをとろうとするときのことを考えて下さい。
    Cメジャースケールでアドリブをとろうとするときにメロディーを考えずに 次に弾きたいポジションだけを考えて弾いてしまうとけっこうむちゃくちゃな ものになってしまいます。特にスケールでアドリブをとったことがない初心者の方は、かなりメロディーといえるものからかけはなれてしまうのではないで しょうか?

    これは、弾きたいメロディーが本人の頭の中にまったくなく、そのスケールで 使用できるフレット上のポジションをランダムに押さえてしまっている だけだからです。
    これはCメジャースケールでいうとピアノの白鍵をでたらめにならしてるような状態 だといえます。

    それでもせめてリズムだけでもしっかりと頭の中にイメージができている と、多少 変わっていてもなんとなく曲っぽくなってきたりもします。


  • 意思をもって曲をつくろう

    上記のことから考えてみるとどういうことがいえるでしょうか?
    つまり曲やアドリブをとるときには、どのような感じで弾きたいとかというしっかりとした意思が必要だといえると思います。
    このように弾くものに明確な意思がある場合は多少かわっていても、曲として 相手につたわるということです。それに対してまったく意思が感じられない場合は 多くはただ音がなっているにすぎない印象を与えてしまいます。

    そこでCメジャースケールで曲やアドリブをつくりたい場合は、まず試行錯誤でいろいろと 弾き込み、音をしっかり憶えることから始めるとよいと思います。
    ある程度、音を憶えることができると曲やアドリブのイメージもわいてくるはずです。

    今回は、Cメジャースケールを例に説明させていただきましたが、特に作曲などの場合は スケールにこだわって曲をつくるらず、もっと自由に自分の表現したいことを曲にするとよいと思います。


参考になるといいのですが

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