PLAY THE GUITAR VOL21
Rhythm Training(2)
リズムトレーニング(2)
VOL19リズムトレーニングで、リズムを
カウントすることにより時間の進行を理解する方法を掲載させていただきました。
そのときリズムのカウントの単位をパルスとして紹介しました。
今回は、前回のカウントを一歩すすめる形でパルスについての説明を
していきたいと思います。簡単なことですが、パルスの選択は、グルーブなど
にも重大な影響をおよぼしますのでぜひ理解して下さい。
Rhythm Training(2)
パルス(Puls)
それでは、パルスとはいったいどういうものなのでしょう?
簡単にいうとリズムのカウントの単位(8分音符の長さ等)ということがいえます。
メトロノームでいうところのカチッカチッていう単位も当然パルスということが
できます。
つまり、メトロノームのように正確なパルスを身につけると、リズムは狂わない
(正確なタイムキープができる)ということがいえます。
そこで前回、リズムを正確に演奏する方法として同時にパルスという刻みをつくりながら、演奏する練習を掲載してみました。(リズムをカウントする練習)
パルス(Puls)の選択
そこで、出てくるのが、パルスの選択です。前回は8分音符でパルスを刻んでみました
が、4分音符で刻んでも16分音符で刻んでもカウントはとることができます。
つまり、どの単位でカウントをとるかということが、パルスの選択ということなのです。
それでは実際パルスを変えるとどうなるか実験してみましょう。
適当なコードでもならしてカウントを取ってみて下さい。ちなみにカウントは英語・日本語どちらでもかまいません。
●まず4分音符でカウントをとります。
カウント:ワン・トゥ・スリー・フォー(イチ・ニ・サン・シ)
●次は8分音符でカウントをとります。
カウント:ワン・エン・トゥ・エン・スリー・エン・フォー・エン(1・ト・2・
ト・3・ト・4・ト)
●次は16分音符でカウントをとります。
カウント:ワン・イー・エン・ダー・トゥ・イー・エン・ダー・スリー・イー・エン・ダー・フォー・イー・エン・ダー (1・チ・ト・オ・2・イ・ト・オ・
3・ン・ト・オ・4・イ・ト・オ)
どうでしょう?4分・8分・16分すべてカウントをとって弾いてみた感じは
同じだったでしょうか?
おそらく4分・8分・16分と単位が細かくなっていくほど、リズムがしまってくる感じ(正確さが増す感じ)がするはずです。
これは、カウントの単位を小さく(16分等)するほど細かな音符&休符を感じ
やすくなるため、タイムの正確さが増しキチッとした感じがするためです。
それなら、なるべく単位を小さくしてパルスをきざめばいいのかというと、そうでは
ありません。正確なタイムは大前提ですが、曲によっては、ゆったりとした感じを
だしてみたりしたほうがいい場合もあります。
そこで、パルスは曲の雰囲気によって使い分ける必要が
あるのです。
どうも、いいグルーブがでないなーというときは、パルスを変えて演奏してみるのも
ひとつの手です。
パルス(Puls)からの脱却
今まで、さんざんパルスの説明をしてきて反対のことをいうようですが、
完全に身体にパルスがしみこんだらパルスを気にせず自由に弾いても
タイムが狂わない状態になれます。
パルスにとらわれずに、かつ正確に演奏できるこれが最終目標です。
参考になるといいのですが
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