PLAY THE GUITAR VOL29
ブルースの秘密2(Q.C)
クォーターチョーキングとは?
以前ブルースプレイの秘密にて、簡単な音楽理論のご紹介
をさせていただきました。そして今回はブルースでよく使用されるクォーター・
チョーキングについて解説していきたいと思います。
チョーキングとはご存知のように弦をベンドすることによって音程を上げる
プレイですが、音程の上げかたにも、半音、1音、1音半・・などさまざまあります
が、その中でわりと理解しにくいのがクォーター・チョーキングではないでしょうか?
それでは、すすめてみましょう。
クォーター・チョーキング(Q.C)
前回の簡単な復習
Vol27・ブルースの秘密でCコード(構成音C・E・G)のときに
CブルーノートペンタトニックスケールのD#の音を弾くと
構成音がC・D#・GのCm(Cマイナー)コードと同じ意味になることを
解説したかと思います。
Cブルーノートペンタトニックスケール
つまりせっかく、Cコードを弾いているのに、ソロギターがCマイナーコード
の音を弾いているということについて説明させていただきました。
詳しくはVol27・ブループレイスの秘密
を参照してください
クォーターチョーキングとは?
それではまず、クォーター・チョーキングの説明から入っていきます。
クォーター・チョーキング(Q.C)とは、半音の半分の音程(クォーター・
トーン)までチョーキングするというものです。
ただ現実的には、そこまで厳密にチョーキングすることは難しいため半音より
やや低めにチョーキングするというようなニュアンスになるようです。
理論よりもフィーリングを重視して行ってみて下さい。
クォーター・チョーキングの記載
クォーターチョーキングの使用方
それでは実際の活用方法はどうなるのでしょう。
上記のCコードの場合を例に説明してみます。
先ほどの例ではCコードにしたければE音を、CマイナーにしたければD#(E♭)の
音を取り入れればいいということです。それではその中間の音は?というときに
クォーター・チョーキングが使用されます。
ちなみにクォーターとは1/4という意味です。このクォーター・チョーキングを
使うことによりEとD#(E♭)の中間の音が取り入れることができます。
おそらく(Cブルースペンタトニックスケール)のD#(E♭)音は、もともとクォーター・チョーキングで使用されていたのではないでしょうか?その後D#の音が
認められたのだと思います。(あくまでも推測です。答えがいまだにわかっていない
状態です。おそらく最初にやった人は何も考えていなかったと思いますが)
そこでKYEがCのときこのD#のクォータチョーキングこそが本来のブルーノート
だと思います。
メジャーコードにもマイナーコードにもなりきれない
味わい深い音です。いろいろと試してみて下さい
参考になるといいのですが
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