PLAY THE GUITAR VOL38

音符の基礎


楽譜理解の第一歩

楽譜がどうもわからないという言葉を普段よく聞きます。
この場合の多くのケースはドレミなどの音程はわかるのだが、実際どんな曲なのか楽譜を見ただけではわからず実際にその曲を聞いてみなければわからないということが多いようです。
楽譜が最低限読めるためにはメロディーとリズムの理解できなければ、楽譜を読んで曲を理解するこはできません。しかし多くのケースは、楽譜から音程はわかるのだが、リズムが理解できていないために読めないようです。
そこで、今回は楽譜をよむための最低の基礎知識として音符の長さを簡単に説明していくことにします。


音符と休符の長さ

  • 単純音符・単純休符

    これは音楽の教科書などでおそらくご存知だと思いますが、音の長が全音符(全休符)から1/2で2分音符(2分休符)、1/4で4分音符(4分休符)、1/8で8分音符(8分休符)・・・というぐあいに音符の長さが2で割り切れる音符(休符)を単純音符・単純休符といいます。

    しかし、全休符は全音符と同等の休止をする他にも、拍子に関係なく1小節まるごとの休止もあらわしますので、注意して下さい。




  • 付点音符、付点休符

    音符休符の右側に点がついた音符(休符)のことを付点音符(付点休符)といいます。この点(付点)は音符の長さに1/2足すことを意味します。



  • 連符

    単純音符を3、5、6、7、9・・・や付点音符を2、4、5、7、8、9・・等分など通常の分割以外に割るものを連符といいます。
    図は単純音符を3連符、5連の表記方と音の長さを表しています。



  • 間違いやすいポイント

    左の図の音符の読み方はすべてまちがいなく読めましたか?

    特に5番目は案外読めない人が多いようです。さらに1番めと3番目は、読み方の表記は「タータタ」と同じに書いてありますが、3番目は1番目に比べると音符の長さがすべて1/2になっていることに注意して下さい。 また、2番と4番も同様に考えて下さい
    つまり3番目は同じ「タータタ」でも最初の「ター」は8分音符であとの 「タタ」は16分音符が2つになっています。
    ここでは、理解しやすいように読み方として「タータタ」などの表記を使用して記載しましたが、実際には音の基本単位をパルスとしてもとらえて行くことが大切です。パルスに関しては、リズムトレーニング(1)リズムトレーニング(2)をぜひ参照してみて下さい。今回の音符や休符の長さを理解してきちんとリズムをとれるようになると徐々に楽譜が読めるようになってくると思います。



参考になるといいのですが

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